# Mini Tokyo 3D のビルド リリース前の最新版の機能を試したい、自分でコードを改造したい、Mini Tokyo 3D の開発にコントリビュートしたい、という場合には、本セクションの手順に従ってソースコードからプロジェクトをビルドすることができます。 ## ビルド準備 次のソフトウェアが必要です。 - [Node.js](https://nodejs.org/ja/) 最新版 - [Git](https://git-scm.com) 最新版(リポジトリをクローンする場合) Mini Tokyo 3D は次のデータソースを使用しており、ビルド時および実行時にそれぞれのデータソースに対するアクセストークンが必要です。下記の手順に従って、アクセストークンを入手してください。 データソース | サインアップ用 URL | アクセストークンの形式 :-- | :-- | :-- [東京公共交通オープンデータチャレンジ](https://tokyochallenge.odpt.org) | [リンク](https://developer-tokyochallenge.odpt.org/users/sign_up) | 数字と英小文字からなる文字列 [公共交通オープンデータセンター](https://www.odpt.org) | [リンク](https://developer.odpt.org/users/sign_up) | 数字と英小文字からなる文字列 [Mapbox](https://www.mapbox.com) | [リンク](https://account.mapbox.com/auth/signup/) | `pk.` で始まるピリオドを含む英数字文字列 ### 東京公共交通オープンデータチャレンジアクセストークンの入手 Mini Tokyo 3D は[東京公共交通オープンデータチャレンジ](https://tokyochallenge.odpt.org)で配信されている列車データや旅客機データを利用しています。データの入手には開発者としての登録が必要ですが、無料で利用可能です。 1. [開発者サイトへの登録](https://developer-tokyochallenge.odpt.org/users/sign_up)ページでユーザー情報を入力して、開発者登録をします。登録完了のメールが届くまでに数日かかる場合があります。 2. 開発者アカウントでログイン後、画面上部のメニューから「Account」をクリックして「アクセストークンの確認・追加」を選びます。 3. アクセストークン一覧が表示されます。アカウント作成直後はデフォルトの「DefaultApplication」のみが表示されます。「アクセストークンの追加発行」をクリックします。 4. 「名前」に任意のアプリケーション名を入力して、「Submit」ボタンをクリックします。 5. アクセストークン一覧に新たに作成されたトークンが表示されます。 ### 公共交通オープンデータセンターアクセストークンの入手 Mini Tokyo 3D は[公共交通オープンデータセンター](https://www.odpt.org)のデータも併せて利用しています。こちらも、データの入手には開発者としての登録が必要ですが、無料で利用可能です。 1. [開発者サイトへの登録](https://developer.odpt.org/users/sign_up)ページでユーザー情報を入力して、開発者登録をします。登録完了のメールが届くまでに数日かかる場合があります。 2. 開発者アカウントでログイン後、画面上部のメニューから「Account」をクリックして「アクセストークンの確認・追加」を選びます。 3. アクセストークン一覧が表示されます。アカウント作成直後はデフォルトの「DefaultApplication」のみが表示されます。「アクセストークンの追加発行」をクリックします。 4. 「名前」に任意のアプリケーション名を入力して、「Submit」ボタンをクリックします。 5. アクセストークン一覧に新たに作成されたトークンが表示されます。 ### Mapbox アクセストークンの入手 [Mapbox アクセストークンの入手](./integration.md#mapbox-%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%85%A5%E6%89%8B) を参照してください。 ## ビルド手順 ### 1. ファイルのダウンロード Mini Tokyo 3D の [GitHub レポジトリ](https://github.com/nagix/mini-tokyo-3d)から `master` ブランチ最新版をダウンロードして、zipファイルを展開します。`mini-tokyo-3d-master` というディレクトリができますが、`mini-tokyo-3d` という名前に変更しておきます。 ```bash curl -LO https://github.com/nagix/mini-tokyo-3d/archive/master.zip unzip master.zip mv mini-tokyo-3d-master mini-tokyo-3d ``` もし Git をお使いでしたら、上記のコマンドの代わりに GitHub からリポジトリを直接クローンしても構いません。 ```bash git clone https://github.com/nagix/mini-tokyo-3d.git ``` ### 2. ビルド Mini Tokyo 3D のトップディレクトリに移動します。 ```bash cd mini-tokyo-3d ``` ビルド準備のステップで取得した東京公共交通オープンデータチャレンジ、および公共交通オープンデータセンターのアクセストークンを記載した JSON ファイルを作成し、`secrets` というファイル名でこのディレクトリに保存します。 ```json { "tokyochallenge": "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx", "odpt": "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx" } ``` 依存 npm モジュールをインストールします。 ```bash npm install ``` 次のコマンドでプロジェクトをビルドします。 ```bash npm run build-all ``` ビルドが正常に完了すると、`dist` ディレクトリが作成されます。この中には配布用のスタイルシートおよび JavaScript ファイルが含まれています。また、同時に `build` ディレクトリも作成されます。この中には Web サイトへの設置に必要なすべてのファイルが含まれています。 ### 3. Web サイトへの設置 `build` ディレクトリに含まれる `index.html` は [https://minitokyo3d.com](http://minitokyo3d.com) 用の Web ページです。`Map` コンストラクタに渡される `accessToken` プロパティを、ビルド準備のステップで取得した Mapbox アクセストークンで置き換えます。そして設置する Web サイトに合わせて編集した上で、`build` ディレクトリのファイル全てを Web サーバの公開ディレクトリに配置してください。